「急に介護サービスが必要になった!」「まだ大丈夫だけど今のうちにくわしくなっておきたい」そんな皆さまのために、知っておきたい介護の基本を詳しくご紹介します。
介護初心者の夫婦パパ夫・ママ子と一緒に勉強していきましょう。
具体的な説明に入る前に、要介護認定の結果別の違いを整理しておきましょう。
※下にある表の"受けられるサービス"をクリックすると詳細項目へスクロールします。
認定結果 | 受けられるサービス | 介護保険の適用 | ケアプラン作成窓口 |
---|---|---|---|
非該当(自立) | 地域支援事業 | なし | 地域包括支援センター (特定高齢者のみ対象) |
要支援1〜2 | 介護予防サービス | あり | 地域包括支援センター |
要介護1〜5 | 介護サービス | あり | 居宅介護支援事業者 介護保険施設 |
こうしてみると、介護の入り口は地域包括支援センターってのが分かるね。
介護サービスのケアプランは、居宅サービスを受けるか施設サービスを受けるかで窓口が変わってくるってことね。
その通り。では各サービスの説明に入りましょうか。まずは地域支援事業からです。
地域支援事業とは、要介護認定で「非該当(自立)」と判定された人や地域の全ての高齢者を対象に、要支援や要介護状態になることを事前に防ぎ、可能な限り健康的な生活を続けてもらうことを目的として実施される事業です。地域支援事業の介護予防サービスには、一般高齢者(※14)向けのサービスと特定高齢者(※15)向けのサービスがあります。
地域支援事業でも、通所や訪問のサービスがあるんだ。
地域に根付いた行政が行われてるってことか。
要介護状態になる事を事前に防ぐことは大切だけれど、介護保険は適用されないのよね。費用が気になる・・・。
ふふ、色々な事に興味が湧いてきたみたいね。
次は介護予防サービスです。
介護予防サービスは、要介護度が「要支援1」「要支援2」と判定された要支援者(支援が必要な方)が利用できるサービスです。要介護者の発生をできるだけ防ぎ、自立した日常生活が送れるように支援することを目的としています。
利用者が、短期間施設に入所してサービスを受けます。
自宅を介護のしやすい環境にするために受けられるサービスです。
施設に通ってリハビリを受けたり、1日過ごせたりするサービスです。
特定の施設に入居している利用者が受けられるサービスです。
その地域に住む住民だけが、利用できるサービスです。
ワァ! 急にたくさん出てきた!
目が回るなぁ〜。
16個もある!介護サービスってこんなに必要なの?
5個くらいあればいいんじゃないかしら?
まあまあ。一つ一つ落ち着いて見ていけば、全部必要なサービスだって分かるはずよ。
続きましては、介護サービスです。
「介護サービス」とは、要介護認定によって要介護(要介護1〜5)と認定された方が受けられるサービスのことで、居宅サービス・施設サービス・地域密着型サービスがあります。
介護の専門家(ホームヘルパー等)によるサービスが、自宅で受けられます。
利用者が、短期間施設に入所してサービスを受けます。
自宅を介護のしやすい環境にするために受けられるサービスです。
看護師や理学療法士など、専門スタッフによるサービスが受けられる施設です。
施設に通ってリハビリを受けたり、1日過ごせたりするサービスです。
特定の施設に入居している利用者が受けられるサービスです。
その地域に住む住民だけが、利用できるサービスです。
ゲゲッ! こっちもたくさんあるよ・・・って、あれ?
何だか同じような名前があるな。
「介護予防」っていう字が頭についてないだけで、中身は介護予防サービスとほとんど一緒ね。
介護予防サービスとの違いは、施設介護サービスが受けられる点と地域密着型サービスの種類が増えていることね。
あとは給付の限度額も介護サービスの方が多いし、サービスを受けるための制限も介護予防サービスに比べ少ないのよ。
介護におけるサービスの種類は多岐に渡るため、一度では覚えきれないと思いますが、 介護が実際に始まった場合には、どれも必要となってくるものなので、介護の必要性が身近に迫っている人は特に、きちんと理解しておきましょう。
次は、介護の基本C介護施設も多種多様です。
介護の専門家(ホームヘルパー等)によるサービスが、自宅で受けられます。